その患者さんは、肩に固まった石灰がたまってしまい、ものすごく強い痛みがでていました。なので、最初の処置はアイシングや三角巾で腕を吊りました。痛みが落ち着いたら一般的な電気治療・赤外線治療・マッサージをしていましたが…

ある程度が痛みが引いて、肩も動くようになってきたのに、ある時期から「良くなる感覚」がなくなってきたそうです。治療をしても痛みが引かない日もあったので、次の段階として【運動療法】を取り入れました。しかし…

院内で一緒に【運動療法】をしたときは、確実に肩が動く範囲は大きくなり痛みは軽減していました。だから、「自宅でも〇〇やってください」と伝えても…翌週は「また痛い！」と逆戻り。自宅で〇〇できましたか？と確認すると「忘れちゃったのよ」「やってるつもりだけど…」というお返事。

電気やマッサージの治療にも限界があって、次の段階の運動を指導したり資料を紙で渡しても、患者さんは自宅で1人で正しくできないんです！

患者さんが痛みから解放されて、日常生活に戻るのに【運動療法】はマストです。そうしないと、痛みの再発や連鎖が起こるからです。

でも、今の整形外科や整骨院には【運動】が足りなすぎるし、紙の資料では動作を忘れてしまうんです！

「患者さんの痛みを治して、痛くなる前よりも健康にして卒業する」そういう想いでかみの接骨院を開業しました。