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高位脛骨骨切り術

変形性膝関節症(膝OA)について知っておくべきこと

 

高位脛骨骨切り術(HTO)とは?

**高位脛骨骨切り術(HTO)**は、膝の変形を改善するための手術です。主に膝の内側に負担がかかっている人に行われ、膝をより使いやすくすることを目的としています。この手術は、スポーツをする人や活動的な中高年の方におすすめされることが多いです。

 

どんな人に向いているか?

膝に痛みや変形があるが、まだ人工膝にするほどではない
中高年で、スポーツや仕事で活発に動きたい人
膝の内側に過剰な負担がかかっている(O脚の人など)
膝のX線で内側の関節に変形があり、歩く時やスポーツ時に痛みが出る場合に適応されます。

 

手術方法はどうやって行うの?

HTOでは、膝の骨を切って角度を変え、内側にかかる負担を外側に分散させます。具体的には、膝の骨を斜めに切り、隙間を開けて人工骨を入れる方法です。その後、金属プレートで固定して、骨が治癒するのを待ちます。

 

手術の種類

Open Wedge(オープン・ウェッジ)

 

膝の関節をできるだけ温存し、正座やスポーツができる可能性が高い。
60%の人が正座可能、スポーツ復帰も多い。
Hybrid Closed Wedge(ハイブリッド・クローズド・ウェッジ)

 

より大きな角度の矯正が必要な場合に使われることが多い。
手術後1~2年で金属を取り外すことが一般的です。

 

手術後の回復は?

手術後、**スポーツ復帰率は76.7%~92.3%**と言われています。若い方は早い時期に復帰することが多く、4ヶ月以内に復帰することもあります。年齢が高い場合でも、6ヶ月から18ヶ月以内には活動を再開することができる人が多いです。

 

どんな場合に手術を受けるべき?

手術を受けるのは、以下のような人に向いています:

70歳以下で、膝の痛みが生活に支障をきたしている
日常的に活動的な生活を送っている(スポーツや農作業など)
膝の変形が進行しているが、人工膝は避けたい場合

 

変形性膝関節症(OA)とは?

膝の痛みの多くは**変形性膝関節症(OA)**によるものです。OAは、膝の関節の軟骨がすり減ることにより、骨が擦れ合って痛みが生じます。関節に負担がかかりやすい生活をしていると、OAが進行しやすくなります。

 

OAのリスク因子

OAになりやすい人には以下の特徴があります:

 

過去に膝を怪我したことがある(例:ACL再建術後)
肥満や高いBMI
重い作業をしている(重い物を持つ、膝を使う仕事など)
加齢や低い骨密度
不安やストレスなど心理的な要因

これらのリスク因子がある場合、膝に過度な負担がかかりやすく、OAが進行する可能性があります。

 75歳の膝の痛み
手術を避け、運動療法で新たな未来を切り開く

1. 膝の痛みが生活を支配する日々

田中美恵子さん(仮名)は、75歳の女性。子どもたちも独立し、現在は夫と二人三脚で穏やかな日常を送っている。美恵子さんは、数年前から膝に違和感を覚え始め、その後徐々に痛みが強くなった。最初は軽い痛みだったが、段々と歩くのも辛くなり、特に階段や買い物の際に膝の内側がひどく痛むようになった。大好きな散歩やガーデニングも、痛みが出るたびに遠ざかっていった。

 

整形外科で診察を受けると、膝には変形性膝関節症(OA)が進行しており、膝の骨が擦れて痛みが出ているとのこと。医師からは、「手術を考える時期かもしれません」と言われ、湿布や電気治療、マッサージが施されたが、痛みは一向に軽減しなかった。美恵子さんは次第に、何かしらの手術を受けるべきなのか悩み始めた。

 

2. 手術の選択肢—高位脛骨骨切り術(HTO)とは?

医師から提案されたのは、高位脛骨骨切り術(HTO)という手術。膝の骨を切り、正しい位置に調整することで、痛みを軽減する方法だという。しかし、75歳という年齢で手術を受ける不安が大きく、美恵子さんは思わず「本当に手術が必要なのか?」と心配していた。手術のリスクやリハビリの不安が彼女の頭をよぎる。

 

美恵子さんは、「手術以外の方法で何とかならないか?」と、他の治療法を探し始めた。

 

3. 運動療法の選択肢—運動で膝の痛みを和らげる方法

そんな中、近隣の「かみの接骨院」に通うことを決めた美恵子さん。接骨院では、膝に負担をかけずに全身を使う「レッドコード」を使った運動療法を提案された。この運動は、膝に優しく、筋力を強化し、膝の負担を減らすために効果的だと言われた。

 

初めてレッドコードを使ったトレーニングを受けたとき、美恵子さんは少し不安だった。しかし、スタッフが丁寧に指導してくれるので、次第に安心感が増していった。運動を続けるうちに、膝の痛みが少しずつ和らいでいくのを感じ始めた。

 

4. 少しずつ改善—運動療法で膝の痛みが軽減

運動療法を始めて数週間後、美恵子さんは膝の調子が良くなっていることに気づき始めた。最初は痛みが残っていたが、徐々に歩行時の違和感が減り、階段を登ることも少し楽になった。「完全に治るわけではないけれど、ここまで改善するとは思わなかった」と、美恵子さんは喜びの表情を浮かべた。

 

レッドコードを使ったトレーニングは膝だけでなく、全身を使うため、体のバランスが整い、日常生活にも大きな変化が出てきた。以前は痛みを気にして遠ざけていた散歩も、今では楽しんで出かけることができるようになった。

 

5. 手術と運動療法の選択肢—今後の選択

美恵子さんは、手術を受けるべきか運動療法を続けるべきか、悩み続けた。しかし、運動療法によって膝の痛みが軽減し、日常生活が楽になったことで、手術に対する不安が少しずつ薄れていった。「手術を避けるために、もっと運動療法を続けてみよう」と決心し、今後も接骨院でのトレーニングを継続することにした。

 

美恵子さんの選択は、膝の痛みを改善し、日常生活をより楽しく豊かなものにするための一歩となった。そして、膝に不安を抱える多くの高齢者に、手術以外の治療法を検討する勇気を与えることになるだろう。

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2025/1/08
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