【足首のスペシャリスト】の応急処置編２

「保護」はねんざした足首を固定具などで保護して、悪化を防ぎます。

今までは「安静」を重要とされてきましたが、今では「最適な負荷」が重要とされています。安静にしていると筋肉が弱くなったり、関節が硬くなったり、足を着く恐怖心が強くなって予後が悪くなるからです。

「冷却」は以前と同じですが、ここを「クライオキネティックス」にすればさらに早く回復できます。

「圧迫」も以前と同様で、包帯などでしっかりと圧迫をすることで内出血の量を減らすことができます。内出血の量を減らして腫れを抑えられれば、治りも早くなるからです。スポーツ現場では敢えてねんざした足の靴を脱がさない判断もあります。場合によっては靴で圧迫をしている方が腫れを抑えられるいいケースがあるからです。

「挙上」も同様です。寝る時は心臓より高くとか、座っている時も台の上に足を置くように心がけましょう。